わたしは発達障害?

心理

   自分は発達障害ではないか?

  と疑うことがあるのに、医師からは

  発達障害ではないと言われたことは

  ありませんか?

  私もそうでしたが、実際の困りごとは

  あるので、発達障害でなければ

  他にどんな原因があるのか

  考えてみました。

 自分の発達障害を疑った理由

 私は以前から「自分は発達障害では?」

  と、疑うことがよくありました。

 小学生のころ

 ▪️ 忘れ物

  忘れ物が多く、先生によく怒られて

  いました。

  そのうち、忘れ物をしないように

  使いそうなものを常に持ち歩くように

  なり、カバンはいつもパンパンでした。

 ▪️ 変わっている?天然?

  中学生のころ、「変わっている」とか

 「天然」と言われることがありました。

 友達が恋の話やおしゃれの話で盛り上がる

 中、時々私の発言で苦笑いさせてしまう

 こともありました。(ふとした発言で、人を

 苦笑いさせてしまうことは残念ながら

 現在もあります。)

 放課後は友達と遊ばずに、部活が終わると

 帰って勉強ばかりしていました。

 振り返ってみると、友達とどう遊んだら

 よいか、分からなかったのだと思います。

 現在

 ▪️ 聴覚過敏の疑い

  響くような音が非常に苦手です。

  ギター、ピアノ、マイクのエコー、

  シンバル、お寺の鐘の音など。

  小さな音なら平気な時もありますが、

  気になりだすと聞き続けることが

  できなくなってしまいます。

 ▪️ 揺れるものが苦手

  これは発達障害の感覚過敏なのか、

  恐怖症なのか分かりませんが、

  振り子や吊り下げられた洗濯物、

  電気のひもなどが揺れているのを

  見ていられません。

  湯船のお湯が揺れているのも、普段は

  気にならないのですが、気になりだすと

  入っていられなくなってしまいます。

 ▪️ 耳から入る情報よりも

  文字の情報の方が理解しやすいです。

  耳で聞いて理解したつもりでも、

  情報が一度に3つ以上あると

  記憶からすぐに抜け落ちてしまいます。

 ▪️ 光を非常に眩しく感じる

  日光や対向車のライトなど

 ▪️気を抜くとすぐ時間に遅れてしまう

  遅刻が許されない状況では、

  とても神経を使います。

 ▪️ マルチタスクが苦手

  作業中に別な仕事が入ったり、

  同時進行の仕事があると、何かしら

  忘れたり抜けたりしやすいです。

  メモ帳を何度も見返しますが、

  それでも抜けをゼロにするのは

  難しいです。

 ▪️過集中

  集中すると呼ばれても気づかな

  かったり、気をつけないと何時間も

  たってしまうこともあります。

  作業を切りの悪い所で中断するの 

  にも、ストレスを感じてしまいます。

 ▪️ 複数人での会話は苦手

   目の前の人との会話中に、

  近くで別な話をしている人がいると、

  そちらも聞こえてしまって、会話に集中

  しにくくなってしまいます。

  

  気をつけていても、こういった特徴は

  なくならないのですが、仕事中は

  なるべくミスや遅刻がないよう注意する

  ためにエネルギーを過剰に使ってしまい

  とても疲れやすかったと思います。

 

  しかし、精神科の主治医に聞いてみた

  ところ、発達障害ではなさそうな印象、

  とのことで、検査までは行いませんで 

  した。

   また精神分析の先生には、

  「ご自分が発達障害だと感じているん

   ですね」と言われたのみで、

   はっきりしませんでした。

 (精神分析は、診断を受ける場では

 ないので当然といえば当然かもしれません

 が。)

発達障害(神経発達症)の種類

  発達障害は、神経発達症と呼ぶように

  なったそうですが、まだ世間に浸透して

  いないと思うので、ここでは変えずに

  書きます。

  発達障害には、 

  ASD(自閉症スペクトラム症)、

  ADHD(注意欠如多動症)、LD(学習障害)

  の3種類あり、それぞれを併せ持つ場合

  もあるため症状が重なったり、程度にも

  個人差があります。また、グレーゾーン

  という、検査では診断基準に至らない

  けれど、困りごとがある方たちもいま

  す。

  発達障害は、生まれつきの脳機能の

  発達の偏りが原因と言われているので、

  生まれる前からの先天的なものです。

第4の発達障害

  生まれた後の、後天的な脳機能の発達に

  影響するのが、養育者(主に母親)

  との愛着の問題だと言われています。

  赤ちゃんの脳が生まれた後も成長する

  ことを考えると、納得がいきますね。

  

  愛着の問題や、子供の頃からの小さな

  ストレスの積み重ねによって起こる

  発達性トラウマ障害は、第4の発達障害

  ともいわれ、特徴も発達障害と似たもの

  があります。

 

  自分は発達障害かも知れないと 

  疑っても、発達障害と診断されない方

  の中には、実は発達性トラウマ障害

  だったという方も含まれるのではないか

  と思います。

  その他、うつ病も忘れ物やミスが多く

  なる、計算ができなくなる、などの

  発達障害に似た症状があります。

  

  私自身はうつの治療中ですが、うつに

 なる以前から気になる特徴があったので、

 発達障害のグレーゾーンか、発達性トラウ

 マ障害か、その両方ではないかと考えてい

 ます。

まとめ

  今回は、自分では発達障害かもしれない

  と疑っているのに診断されない方の中に

  は、グレーゾーンの他に、愛着の問題や

  発達性トラウマ障害が原因となっている

  場合もあることをお伝えしました。

  私自身は、困り事があるのに診断されず

 モヤモヤした時期もありましたが、

 最近では自分の困り事が分かっていて、

 対策ができればそれでいいと考えて

 います。

  また、対策をしても難しい部分は、

 人に頼ってみようと練習中です。

  自分が発達障害かどうか気になる

  場合は、主治医やカウンセラーに

  相談してみてくださいね。

トラウマリリースへの道は長い

  トラウマと冷静に向き合うことは

 とても大変で、うつの症状にも影響して

 しまいます。症状には波もあるので、

 前回から1年以上、投稿が空いてしまい

 ました。

  最近回復してきたので、これからまた

  更新して行きたいと思います。

    最後まで読んでくださり、

    ありがとうございました

 

 

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